では、有名な12銀成の図から入力してみましょう。
一番左に # を入力します。これは、この行が盤面データであるとの印です。 では、半角スペースを空けて、一段目のデータを入力しましょう。 左から見てゆくと、玉方の桂、香が並んでいますので、nl と入力します(lは、 小文字の[エル]です)。 桂は Knight、香は Lancer からの略号です。 略号では、半角英数文字を使用し、盤面の配置で玉方は小文字、攻方は大文字を使い、を使います
# nl
半角スペースを空けて、二段目のデータを入力しましょう。 玉があり、右方にヒトマスあいていますので、k- と入力します。 玉は King、駒の無い所は - (ハイフン)です。
# nl k-
半角スペースを空けて、三段目のデータを入力しましょう。 三段目には駒がありません。 - を入力します。
# nl k- -
半角スペースを空けて、四段目のデータを入力しましょう。 玉方の歩が並んでいますので。 pp を入力します。歩は Pawn
# nl k- - pp
半角スペースを空けて、五段目のデータを入力しましょう。 攻方の桂があり、右に空白マスが2つありますので。 N2 を入力します。 連続した空白マスは、その数入力します。
# nl k- - pp N2
さて、盤面のデータは終了したので次は持駒です。 半角スペースを空けて、 / を入力し、また半角スペースを空けます。 持駒は金銀ですから、 GS を入力します。 金は Gold、 銀は Silverです。
# nl k- - pp N2 / GS
これで入力は終了です。ファイル名を sample.tmk とでもして保存しましょう。 メモ帳等での、sample.txt というファイルタイプ(TXT)でも構いません。
Suiho2 を起動して、先程作成したファイル開くと、左の画面が出ます。もし出ないときは 画面の上部にあるスライダを移動させて表示倍率を変更してみてください。
Suiho を起動して、先程作成したファイル開くと、右の画面が出ます。 もし出ないときは画面の上部にある「プレビュー」タブをクリックするか、 メニューバーから、「表示」「プレビュー」を選んでみてください。 なお、この「プレビュー」タブは、ドラッグして引き出し、別ウインドウとすることができます。 また元の位置にドッキングすることも可能です。
駒の略号は、チェスの流用です。全圭杏を裏返しになっていると分かりにくいので、 数学でわからない数をあらわすのに使うXYZとしました。
駒の種類 | 略号 | 覚え方 |
---|---|---|
玉 | K | King |
飛 | R | Rook |
角 | B | Bishop |
金 | G | Gold |
銀 | S | Silver |
桂 | N | kNight |
香 | L | Lancer |
歩 | P | Pawn |
龍 | D | Dragon |
馬 | M | 駿馬(しゅんめ)のMe |
全 | Z | Zen |
圭 | Y | ? 桂馬の効きのイメージ |
杏 | X | ? よく分からない |
と | T | Tokin |
最初の設定は、A4の用紙に 2.54cm(1インチ)の大きさの盤を、6×8=48面、印刷するように なっています。あまり空きがあるのでサビシイですね。もう少し、盤面を入力してみましょう。 改行をして、続けて次の行に、 #を入れて同様に繰り返します。
# nl k- - pp N2 / GS
# sks3 - S4 - - M / S
# k4 - PPPPPPPPP / BLLLL
# B7B - - - R4 - - - k7r / -
駒の略号が頭に入れば、キータッチが少ないこともあり、 かなりの速度で入力が可能となります。
(2003-07-23)(2018-07-22)